第11講: プログラミングで使う英語をカンタンに解説

英語は必須ではありませんが、重要です。
プログラミングでよく使う英語を、根っこから理解していきましょう!
大丈夫、実は、英単語は漢字と同じ仕組みで出来ています。

***

こんにちは。

イギリスに1ヶ月居た経験がある、黒田道哉です。
当然英語漬けでしたから、寝るときにみる夢も英語でした。w

 

エンジニアは英語が必須!?

実際はそんなことありません。

確かに、アメリカ発信の世界なんで、
最先端の情報を追いたい!のであれば、
英語のニュースを「摂取」しておかないとダメでしょうね。

 

でも、実務上はそこまでは必要ありません。

ドキュメントが英語の場合も、

  • 自力で読む場合も、単語が限定されている&馴染みのある単語が使われているからなんとなくわかる。
  • わからなくてもGoogle翻訳でなんとなかなる。
  • Google翻訳がf**kinな意味不明翻訳でも、コード動かしてみりゃわかる。(百聞は一見に如かず、百見は一触に如かず)

などの理由で、そこまで必須ではありません。

が、
コードに使われる英単語の意味ぐらいは知っておいたほうが良いです。

頻繁に使うからです。

 

ということで、
今日は大体の言語で使われている英単語の意味を確認していきます。

むっちゃ簡単なんで大丈夫です。

 

早速、今日の「エンジニアジョーク」の伏線から!笑

【true/false】

「とぅるー/ふぉるす」と読み、

true = 「真」・「ほんと」
false = 「偽」・「うそ」

です。

プログラミングにおいては、

数式(条件式)が成り立っていれば、trueであり、
成り立っていなければ、falseである。

と思ってもらえれば良いです。

たとえば変数aのもつ値が3のとき、

a < 5

という式はtrue(ほんと)です。
3 < 5は成り立ってますから。

逆に、

a > 5

という式はfalse(うそ)です。
3 > 5は成り立ちませんから。

 

ちなみに、trueであることを数値で表現すると1で、falseは0とすることが多いです。

コンピューターは、最終的にはすべての情報を1/0で持っているからです。
さらにその理由は、通電してる/してないで区別するからです。

だから電源マークは1と0を組み合わせた、あんなマークなのです。

そして「あらゆる情報を1/0で表現するぞ!」というの学問がブール代数(bool)というやつです。

George Booleさんが始めた学問なんですね。

変数の型に「boolean型」というのがあるのは、そういう理由です。

 

【if/else】

if文とかif else文ですね。読みは「いふ/えるす」です。

if = 「もし〜なら」
else = 「そうでなければ」

って意味です。

例えば

if x == 8:
    aaa
else:
    bbb

ってのは、

もしxの値が8ならaaaして、そうでなければbbbする」

という意味であることがわかりますね。

 

 

【for】

forループのforですね。「ふぉぁ」と読みます。

for = 「の間」

です。

普通はforっていうと 〜のために って訳をイメージするんじゃないでしょうか?

 

その他にも、はっきりとした期間で「〜の間」というときにも使うんですね。
for 3 days =「三日間」と言った風に。

プログラミングで使われているforはコチラの意味ですね。

 

 

pythonでforを説明すると、別の説明も入り込んでしまってややこしいので、C言語で説明します。

とはいえ、ぶっちゃけ、この辺は慣れみたいなところがあります。
あんまり条件式は気にしない方がいいです。

一応解説しますね。

for ( x = 0; x < 10; x++ ){
    puts("Hi!");
}

これは、

xが0(x==0)からはじめて、どんどんカウントアップしていく(x++)。
そして、x < 10 が満たされている間
毎回「Hi!」と表示する

という意味です。

 

forは「〜の間(繰り返す)」という意味を押さえてくださればオッケーです。
あとは書いていけばわかります。

【while】

「わいる」と読みます。

 

whileループのwhileですが、

while = 「の間中ずっと」

という意味です。

だから

while x==3:
    aaa;

は「x=3の間中ずっとaaaする」

という意味になります。

 

forとwhileとは、結構似ています。
for→whileと書き換えたり、
while→forと書き換え流こともできます。

じゃあどう使い分けんの?というと…

プログラムによります。

変数の用意の仕方とか、
分岐の仕方とかで、
forの方が良いとかwhileの方が良いとかあります。

 

どちらも使えた方が良いですね。

 

【break】

読みは「ぶれいく」です。

プログラミングでbreakというと「抜け出す」です。

 

本当は、break の根っこの意味は「分裂」です。

でもなんか、そんなカンジしますよね。

分裂!
→ぶんれつ!
→ぶれんつ!
→ぶれーつ!
→ぶれーく!
→Break!

ほらね!?w

 

 

冗談は置いといて。

 

ブレイクタイムとかコーヒーブレイクってのは、
ずーっと来ているお仕事の流れをバキっ!と割って、コーヒーでちょっと休憩する時間

って意味ですね。

 

そういう「分裂」から転じて、「抜け出す」になってるわけです。

だからドラマのプリズンブレイク(Prison break)ってのは
刑務所(prison)から抜け出す(break)んですよ。
(観たことないけど。w)

 

だから、whileループから抜け出すときなんかにbreakを使います。

 

【def】

「でふ」ですね。

関数の定義で出てくるdefですが、

define(でぃふぁいん) = 「定義する」

の略です。

 

ここから転じて、「はっきりさせる」という意味もあります。

コンタクトレンズのワンデー●キュビューディファイン

を使うと、黒目が大きくはっきりするのはそういう理由です。

 

 

【return】

「りたーん」ですね。

返り値の設定にreturnが使われることからおわかりの通り、

return = 「返す

ですね。

 

冒頭で、英単語は漢字と同じ!といいました。

漢字って、

「くさかんむり→くさばなに関する漢字」
「さんずいへん→水に関する漢字」
「さかなへん→魚に関する漢字」

みたいなイメージがありますよね?

そこから漢字の核の意味がわかったりします。

 

英単語も、パーツがあるんです。
接頭語とか接尾語って言います。
それがわかれば、漢字と同じように類推できます。

このreturnもそうです。

実はこの re は接頭語で、back(とかagain)という意味があります。
turnは回転するという意味です。

だから、

return
= re + turn
= turn back
= 戻る・ってくる

となるんですね。

 

これ以外の単語も、気になるのであればその都度ググってみれば、理解が深まると思います。

まったく意味がわからない呪文として覚えるよりかは、
きちんと意味を理解して、自由に使いこなしたいですよね。

 

ということで、
プログラミングでよく使うの英単語の意味を確認した回でした!

次回予告

エンジニアって、構造上(?w)いい上司が多い気がします。

実は、うまくプログラムが書けるようになるために、必要な考え方があります。

それを持ち合わせていると、よきプログラマ・エンジニアにも、よき上司にもなれるわけです。

第12講: 「え〜、プログラムとかけまして、部下とときます」その心は?
良いプログラマー・エンジニアは、良い上司になる確率が極めて高いです。他の職種よりもずっと。理由はその仕事内容にあります。さて、そのこころは...!?

P.S.今お勤めの会社の上司が嫌だと言う場合は、
エンジニアになるとだいぶ仕事がしやすくなると思いますよ。

 

おまけ:今日のエンジニアジョーク

 

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