第12講: 「え〜、プログラムとかけまして、部下とときます」その心は?

日本の無能上司は、部下は思い通りに動くと思っています。
しかしエンジニアと優秀な上司は、そんなことありえないとわかっています。
なぜなら、プログラムも人も、思った通りではなく、●●した通りに動くからです。

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こんにちは。
今回の「今日のエンジニアジョーク」は何回読んでも微笑んでしまう、黒田道哉です。
(実際にコードを書き始めると、意味がよくわかると思います。笑)

 

良いプログラマは何故素晴らしい上司になるか?

社会人のあなたであれば、後輩の指導をされた経験もおありではないでしょうか?

もしくは…

素敵な先輩や、逆に、残念な先輩と出逢ったことがあるかもしれません。

後進育成のために、
いろんな試行錯誤を見守るタイプの方もいますし、
まずはじめに色々教え込んでいくタイプの方もいます。

 

そんななかで思うんですけど、
良いプログラマって、部下・後輩の指導が上手い人が多いと思うんですよね。

 

なぜかというと、
後輩の指導とプログラミングって、大きな共通点があるんですよね。

何かというと、

どちらも、思った通りではなく、指示した通りに動く

という点です。
(おっと!地球上のエンジニアが激しく頷いているようです!)

 

全プログラマが叩き込まれている思想

良いプログラマはこの「人もコードも、思った通りではなく支持した通りに動く」というマインドセットをしっかりと持っています。
(プログラムが思った通りに動いたらどんなにありがたいか!笑)

もし、書いたコードを走らせて、
所望の動作をしなかった(バグった)ら、
それはコードを書いた人が何かを改善するわけですよね。

書いた側の指示がまずかったわけです。

 

指示が曖昧だったり、
こういう暴走パターンがある、という想定が出来ていなかったり、
全角スペースが混ざっていたり…。w

 

いずれにせよ、良いプログラマには
「何かあったら、指示した側がマズかった。」
という思想がが自然と叩き込まれています。

 

そこから転じて

「言った言わない論争は、言った側が悪い。それは、伝えきれなかった側に責任があるから。」

とまで考えています。

 

そう考える人のコミュニケーションが、誤解を引き起こしたりするはずがありませんね。

指示は具体的にするし、

なんなら「じゃあちょっと確認しよう。まず何からするんやっけ?」などと
相手の頭にインポートされているかまで、確認することだってあります。

 

海外はその点進んでいる

かつてこんな感じのツイートが話題になったことがあります。

 

もし上司がキレるのならば、
指示・コミュニケーションが下手くそだった自分自身にキレなくてはいけません。

 

「部下は物分かりが悪い」なんていうマヌケもいますね。

そもそも、部下は物分りが悪くて当然です。
だから部下なのです。

もし、
1言って10わかるような人がいれば、その人のほうが上司になるべきです。笑

 

あっと。

だんだんプログラミングが関係なくなってきました。笑

 

とにかく

人もプログラムも思った通りではなく、指示した通りに動く

という事を抑えておきましょうね。

 

今回は短いですが、ここまでです。

 

次回予告

プログラミングを仕事にすると、
必ず起きること、そして必ず対処しなくてはならないものがあります。

それが…

バグ

です。

「プログラムのどこかがおかしい」という状況が必ず起きます。

車の運転で大事なのは、
きちんと運転することも大事ですが、
万が一事故ってしまったとき、どうするか、です。

それがわからないなら、運転はしちゃいけませんよね。

 

失敗した時の対処は非常に重要です。

バグも、起きないにこしたことはありませんが、起きたときにどうするか。

そこが大事です。

その解決法を、シュワちゃんがカッコいい映画『プレデター』を通してお伝えします。笑

第13講: 映画『プレデター』と「どこが変わったかわかる?」に学ぶバグの潰し方。
プログラミングで実務上重要なのは、バグの対処です。その対処法を、映画『プレデター』から学びます。

 

 

 

今日のエンジニアジョーク

ある男がタバコを吸って、煙を吹いて、煙のリングを作っている。

その男の彼女はその煙に苛立ち、言った。

「タバコの箱の警告が見えないの?!喫煙はあなたの健康に害があるのよ!」

その男は答えた。

「あぁ、僕はプログラマーだからね。警告は気にしないんだ。気にするのはエラーだけだよ」

 

 

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第13講: 映画『プレデター』と「どこが変わったかわかる?」に学ぶバグの潰し方。
プログラミングで実務上重要なのは、バグの対処です。その対処法を、映画『プレデター』から学びます。