私は大学生でいまrubyとPythonどちらをスクールで学ぼうか悩んでいます。
個人的にはPythonを学びたいと思っているのですが、Pythonはインターンなどが少なく実戦経験を詰めないし、稼げないとおもってRubyを先に学ぼうとおもっています。
しかし、Pythonを学びたいのにRubyのために多額のお金を払ってスクールにはいるのはどうなのかなともおもっているのですが、やはり最初からPythonを学ぶ方がいいのか、それとも、先にRubyを学んでインターンや自分で受託してお金を稼いでお金が貯まったらPythonにいくべきなのでしょうか??https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14220959609 より
こう質問されたら黒田道哉はどう答えるのか?
A. あなたの場合はRubyを勉強した方がいい。
どうもこの方は、言語の特色はあまりわかっておられないように見受けられます。
なぜ、Pythonのインターンが少なく見えるのか?
結論から言うと、この人の興味のある企業がWeb系(特にフロントエンド開発)だからです。
インターンの情報を自分で探しているということは、
自分で「こういうの良いな」「これは違うな」と、なんとなく取捨選択してるはずです。
大学生なのでもちろん実務経験はなく、細かい事業内容までは流石に読み取れないでしょう。
だから、なんとなく選んでいるのが、認識はしてないですがWeb系に偏っているんだと思います。
Web系企業ではRubyを使う企業が多いです。
何故かと言うと、
Ruby on Rails(以下”Rails”)というRubyのフレームワークを使うと秒速でWebアプリケーションがつくれてしまいます。
というよりもむしろ逆で、秒速でWebアプリをつくるためのフレームワークがRailsです。
Railsが「設定より規約」という思想を掲げているのは、そのためです。
だから、Webアプリケーション・Webサービスで事業を起こす企業は、基本的にはRailsを使うのです。
つまり、この人が「どの企業もインターンではRubyを使わせるのだなぁ」と思っているのは、
この人が見ている企業が上記の理由でRuby(Rails)を利用しているWeb系企業だからだろう
と検討がつきます。
全体の需要としてはPythonの方が多い
こちらのサムネだけでご理解いただけるかと思います。
今は、Pythonの需要が世界レベルで高いです。
詳しくは上記記事を見ていただきたいんですけど、
簡単に言うと、PythonはAI関係に強い言語だからです。
(もちろんWebサービスの裏方として使うこともあります。YouTubeのサーバサイドはPythonで開発されているようです。)
なので、Web系にとらわれずに考えるのであれば、食いっぱぐれが無いのはPythonです。
とはいえ、冒頭の質問者さんは、
自然とWeb系に惹かれているようなので、Rubyを勉強されるのがよいですね。
Pythonを勉強したい理由も、なんとなくって感じがします。